Notes on Nursingとライフオーガナイズ
2012.3.12 アメブロ
看護師免許を持っている人でこの本を読んだことがない人はいないはず。
私も教科書として出会いましたが看護師を目指す人でなくても機会があればぜひ読んでみて欲しい本。
*ブログ転載にあたり、アメブロ掲載時とはリンク先を変更しています。
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著者は近代看護教育の生みの親、フローレンス・ナイチンゲール。
子供の頃に伝記を読んだ方も多いと思います。
私もその一人です。
「優しい」「献身的な」イメージが強いですが決してそれだけではなくむしろ厳しい人だな・・という印象です。
今回はナイチンゲールについて書きたいのではありません。
この本ではまず第一に「環境整備」の重要性について書かれています。
看護学生時代の一番初めの病棟実習も「環境整備」でした。
看護技術よりも何よりもまず病床整備、環境を整えることについて学びました。
実際の現場では残念ながら徹底されている所は少ないとは思いますが。
病床整備は看護師ではなく看護助手さんの仕事になっているところも多いかと思います。
病院に勤めている時よりも、家庭で過ごす時間が長くなり、あらためて「環境整備」の重要性に気づきました。
看護師を目指す人だけでなく、全ての人が知っておいた方が良い事であると思います。
私は今、ライフオーガナイザーについて学んでいる所です。
ライフオーガナイザー協会のHPに
『Organize(オーガナイズ)』を辞書でひくと、『組織する、計画準備する、体系づける、まとめる、結成する』といった意味が出てきますが、アメリカのプロフェッショナル・オーガナイザーの仕事における『オーガナイズ』とは、住居・生活・仕事・人生等あらゆるコト、モノを効果的に準備・計画・整理し整えることという意味で使われています。
http://jalo.jp/lifeorganizers/
と書いてあります。
HPや本を読んだけではわからないですが
これは単なる整理・収納の技術ではないと感じています。
この考え方が全ての人に行き渡れば家庭内での事故などもグンと減るのではないかと考えています。
環境が整っていない為の事故は想像以上に多いと思います。
私が看護師として働いた10年足らずの間でも数え切れないほどの家庭内での事故が原因で病院に運ばれる事になった方がいらっしゃいました。
特に高齢者と小児。
「なぜ?こんな事で?」と思うようなことが命にかかわる事故につながります。
災害時でも環境が整っていれば二次災害を防ぎ、避難もスムーズに行いやすくなるのではないかと思います。
とは言いつつも実際に環境を整えるのは難しい物。
いよいよ楽しみにしていた講座が近づいてきました。
この約1年間、本やウェブサイトを通じていろいろ情報収集してきましたが、やっと講座を受ける決心がつきました。
いきなり2級認定講座に申し込んでみたのですが入門講座からの方がよかったのかしら・・・。
いろいろ思うところはありますが、
まずは自分の生活に「オーガナイズ」の考えを取り入れていきたいと思います。