法事
2012.3.11 アメブロ
開花が遅れていた梅が満開になった日
亡義父の年忌法要が無事に終わりました。
故人に近い人のみでの法要で、高齢者がほとんど。
杖をつきながら参列してくださった方も。
室内外の気温差や建物内の段差、今にも降りだしそうな空の様子などいろんな意味でもヒヤヒヤしっぱなしの数時間でしたが無事に終わって本当にほっとしました。
法話の中で生き方について漢字を用いたお話がありました。
腹を立てずに横に据え(横にすると腹も立たない)
心を円く
気を長く持って
己を小さく持つ
その下に人という字を大きく書く=一歩下がって大きな人になる
・・といったような事だったのですがうまくお伝えできなくて申し訳ないです。
帰りにいただいた小冊子の中にひたすら掃除し続けたお釈迦様の弟子のお話が書いてありまして・・・・。
なんだかあちらからは何でもお見通しのような感じがしました。
葬儀に引き続き数年おきとはいえ法要続きで何となく気忙しい年月でした。
見知らぬ土地で何をどうしたらいいのかわからず、故人や参列者の方々に失礼がないか・・・そればかりが気になってストレスためまくりでした。
ですがある時「こんな気持ちで供養されても嬉しくないんじゃないか」と思い
目の前にあるできることからやっていく事に決めたら少し気が楽になりました。
「できることしかできないんだから」と半ば開き直りでもありましたが。
そして気がついたことは「故人のため」というよりは自分の「長男の嫁」としての評価の方を気にしていたのではないかということ。
普段は気にしていないし、イマドキそんな・・と思っていましたが何かあると圧し掛かってくる「長男の嫁」。
嫁に行ったからといって婚家の事情や人間関係が自動的にインプットされるわけではないのに
あれこれあれこれ・・・・・・。
亡義母はかなり大変だったらしく、それを見ていた夫がいろいろ協力してくれるので何とか乗り越えてこられました。
兄弟の数も少なくなった今の時代に長男だなんだと言ってもどうしようもない事ってたくさんあるのに。
いろいろ思うところはあるけれど・・・にっこり笑って右から左に受け流す。
一人で心配していても何もはじまらない。
いずれ誰もが通る道ですしね。
随分片付いた家を見てもらいたいと思っていたんだけど
皆さんお疲れのようで会食後、現地解散になりました。
嬉しいような残念なような・・・・。
寺の敷地内とはいえ、お墓は坂の上にあるので移動だけで大変でした。
途中には階段も。
大正生まれの方も何人かいて、高齢の皆さんにとっては大変だった事と思われます。
お寺の敷地内を車で移動してこられていました。
そんな中参列していただけた事に心から感謝です。
結構歩く事は予想されたので私も歩きやすいパンプスで当日は臨みました。
以前足が痛くなって大変な目にあったので。
案の定、皆さんより先に墓所に到着するため卒塔婆を抱えての寺→墓地ダッシュが私を待ち受けていました。
お墓参りとセットの法事の時は歩きやすい靴での参列をおススメします
あと、黒ストッキングの予備。
靴の中敷傷んでませんか?
靴を脱ぐ機会も多いかと思いますのでちょっと見ておいたほうが気まずい思いをしなくて済むかと思います。
しばらく履いていない靴ならなおさらです。
合皮の部分は要注意ですよ~。
日焼け止め、UV対策もお忘れなく。
以上、私のこれまでの失敗談から覚書です。
東日本大震災から1年。
犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
合掌。