片付け人生のはじまり
2012.2.18 アメブロ
思えば…子供の頃から「片付けなさい」と言われ続けていました。
「使ったら元に戻す」
「机の上に物を置かない(置きっ放しにしない)」
「靴は履くものだけを玄関に出す」
といったような事です。
簡単な事ですがこれがなかなか徹底できないまま大人になりました。
元に戻そうにも置き場が決まってないのでそこら辺にとりあえず仕舞いこむ。
毎日使うものだからついつい出しっぱなしになる。
靴も同じ物ばかり履くわけではないのでいつの間にか何足か出しっぱなしになる・・・・。
といった感じで何となくスッキリしない部屋・・・なのですが気持ちは外に向いていたのでなんら困ることはなく(苦笑)暮らしていました。
働き出してからは眠りに帰るだけ、といった日々が続きますます荒れた部屋に。
ですが根はキレイ好きで整理整頓なんかも好きでしたので不潔部屋ではありませんでした。
やろうと思えばできるのよ、と根拠のない自信もあって今思うと恥ずかしすぎます。
そんな私でしたが縁あって主人と結婚、主婦としての生活がはじまりました。
新居を整えるだけで精一杯だった所に突然義父が倒れたとの連絡が。
入院後数日で容態が急変し、亡くなりました。
あまりにいろんな事がありすぎて葬儀も無事に済んでホッと一息・・・のはずが法要に親戚付き合い、残された家の管理にお墓の世話、・・・と今まで経験したことがないような事がいっぺんにのしかかってきました。
義母は早くに亡くなっていたので義父は一人暮らしでした。
気軽に相談できる人はだれもいません。
周囲はいろんな事を言ってきますが慣習が全く違う地域の事、何がなんだかわからないなりにやるしかありませんでした。
葬儀は実家と同じ宗派だったので何とかなるかと思いましたが葬儀の様子は全く違ったものでした。
家の方は男一人だとこんなになるのか・・・と驚くような状況でした。
家電や生活用品で足の踏み場もないほどで本当に言葉を失いました。
他の家族が片付けに行っても拒否、片付けると怒り出す、といったこともあってだんだん状況が悪化していったようです。
入退院を繰り返していた事、趣味が旅行だったこともあり、家にあまりいなかったことも原因の一つかもしれません。
こうやって私の「片付け人生」が始まりました。